検査と治療
『診断なくして治療なし』といわれます。ありきたりかもしれませんが、的確な検査診察と診断に基づいて、スタンダードな治療を行うということです。診断に至るまでの検査を効率よく行うことを心がけ、検査治療ともに、最小限を心掛けております。
外部委託の検査については、信頼性は重大です。当科では信頼性が第一と考えていますので、BMLという検査会社に全面委託しています。
松戸市の検診もすべてBMLでなされているものです。松戸市ではMMLとなっておりますが実質はBMLです。
画像検査は検査直後に判明します。検体検査(血液、尿など)については、たいていは翌日までに判明します。データはなるべく分かり易くご説明のうえ患者さんに直接差し上げております。
治療方針については、患者さんとの話し合いを重視し、その後の投薬や検査が最小となるよう、しかも、患者さんごとに異なるライフスタイル(職業、労働時間帯、食事時間など)を考慮し、最大の治療効果が得られるようにキメ細かい工夫をしています。
在宅医療のありかたについて
在宅医療は、住み慣れた自分の家で療養したいと考える方々には適しています。
しかし、病院での治療をそのまま踏襲できるわけではありません。元来これは政府の方針です。患者さんやその家族のかたのことを考えたわけではありません。私はむやみに在宅医療にすることに懐疑的ですが、反対に病院よりも在宅で療養した方が良いケースが少なくないことも事実です。
ただ、在宅というのは、どうしても医療の迅速さ精度や質などから見ると、病院に較べて劣る部分があります。しかし、その代わりに病院では得られない大きな物があります。
最近生命の尊厳や生活の質ということが重要視され、最先端の医療をすれば人間が幸せになるというものでもない、ということを理解される方々が増えています。私はそのような考えをお持ちの患者さんで、通院治療が難しくなった患者さんの訪問診療をしております。
くすりの処方は院内です
(薬局に行く手間はありません)
敢えて参考までに、院外調剤の一面を紹介します。
院外調剤薬局というものはどういう仕組み?
クスリの先発品、後発品について
最近ジェネリックという言葉がよく聞かれるようになり、保険証にも『ジェネリックをお願いします』と書かれている場合もあります。しかし、ジェネリックはそれほど良い物でしょうか?そもそも、ジェネリックの意味は世間では正確に知られておりません。コマーシャルの説明は長所のみです、短所をいいません。先発品が生産停止になったクスリ以外、当科では原則として先発品を使用しています。理由は唯一、信頼性があるからということに尽きます。
とはいえ、時代も変わってきました。 最近では後発品でも品質が差別化されてきており、オーソライズドジェネリックという分類で、其の中の、薬価以外は先発品と全て同じという製品が出ており、これらから数種類を採用しております。 これにより、品質が保証され、薬価も低くおさえられるという、ジェネリック本来の姿が得られるものです。是非サイトもご覧下さい。